今月は胃宿の月（4月1日～4月30日）になります。

胃宿は羊宮に4足属しており、羊宮の影響を最も強く受ける宿です。

インドではヤマ神と結びつけられており、日本仏教では閻魔天・閻魔王であり地蔵菩薩の化身とも言われています。

閻魔王というと、冥界の王、死者の判決者というイメージがありますが、実は人間界に5人の使いを送り込んで、その使いを縁として私たちを救おうとされています。

胃宿月のキーワードは

情熱、パイオニア、行動力、正義感、純粋、突破力、競争

です。

この時期は情熱をもって行動しましょう。

ドイツの哲学者・ヘーゲルは

「この世で情熱なしに達成された偉大なことなどないと確信する」

と言っています。

火の輝きをを持つ「羊宮」のエネルギーは「誕生・スタート」にまつわるエネルギーです。

その真髄は、人の心や魂に始まりの火を灯す種火であり、関わる人々の心に大小何らかの火を点けていく役割でもあります。

人は年を重ねれば人生の様々な泣き笑いを経験し、知恵もつき、老獪になっていくもの。

また同時に情熱も薄れていきます。

それは経験によって、あれこれ考えたり無難な道を進もうとするからかもしれません。

それが大人だと言ってしまえばそうかもしれませんが、それでは折角のチャンスが来ていても

手にすることなく、いつもの平凡とした日常を過ごすことになるでしょう。

では、どうすれば情熱を持つことができるでしょうか？

それは自分が本気で価値があると思えることに没頭することです。

ここで大切なことは「自分自身」が決めるということです。

他人が決めた価値や世間体、承認欲求を満たすために他人の人生を生きていると情熱は薄れていきます。

「私がやりたいのはこれだ」

心の底から湧き上がる思いこそ、その人を輝かせ、周囲の人を惹きつける魅力になるのです。

是非この期間は、仕事でも趣味でも何か没頭できるものを一つでも見つけてみてください