鬼宿月(7月10~8月7日)のキーワード
2021年07月12日 20:35:40
宿曜占星術では鬼宿の月(7月10日~8月7日)になります。
蟹宮・月に4足属しており、「蟹宮」の影響を最も強く受ける宿です。
鬼宿は、インドでは祈禱主ブリハスパティと関係付けられています。
ブリハスパティは、「祈祷(ブラフマン)の主(パティ)」を意味し、聖歌を司る神といわれています。
梵名は、プシャ・弗沙(ふしゃ)と音写する他、増益天(ぞうやくてん)とも呼ばれる。
神仏は熾盛光仏頂(しじょうこうぶっちょう)、如来の肉髻を神格化した仏頂尊で、その光明で九曜等の天体の悪神を折伏するとされています。
古来日本では、繫栄の神として崇められ、鬼宿の日は百事何事をなしても吉とされています。
経典には、特に長寿や名誉を求めること、式典には良く、衣をつくる(服を新調する)と吉祥を招くと書かれています。
鬼宿月のキーワードは
感情 直観 家 家族 仲間 先祖 愛 育み
などです。
鬼宿が属する蟹宮は十二宮の内、最初に来る水のエレメントを持つ宮です。
水のエレメント一番手の蟹宮は、愛をもって何かを成長させる・育て上げる役割があります。
家族や職場、学校の友人など、大切な誰かの為に自分のできることをやってみましょう。
それは、結果的に自分の為にもなり、たくさんの手助けを得ることにもつながります。
また、この時期は、感性や感情、気持ちといった「心の豊かさ」を意識してみて。
心に迫るような名著を読んだり、感動するような映画や美術品に触れる機会を持つと、その心の器は広がっていきます。
そういった感動体験を積んでいくことで、独自の世界観を作り上げ、クリエイティブクラスの仕事にも導かれることになるでしょう。
鬼宿月の運気を上げる方法は、家の大掃除(特に水回り)、お墓参り、仏壇の掃除です。
自分の居場所を綺麗にすることは、新たに運気を招き入れます。
水のエレメントをもつ鬼宿ですから、台所やトイレなど水回りは最低限でも綺麗にしておきましょう。
お墓参りや仏壇を掃除することは、天徳・地徳・人徳の中の地徳にあたります。
成功している多くの人は、自分の力だけでなく大いなる力に助けられたと話しています。
関東は7月盆の地域が多いですので、この機会にワークしてみましょう。
鬼宿は別名、熾盛宿(しせいしゅく)といいます。
熾とは、勢いが激しい様や火の盛んなことを意味します。
感情的になり、怒りを爆発させたり、行き過ぎた束縛には注意しましょう。
また、熱中症や火にも注意です。
古伝では、旅立ち、造宅などは凶、交渉、縁談などは吉とされています。
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