心宿月(11月5日~12月3日)キーワード
2021年11月11日 16:35:02
宿曜占星術では心宿の月(11月5日~12月3日)になります。
心宿は蠍宮・冥王星に4足属しており、「蠍宮」の影響を最も強く受ける宿です。
インドでは雷撃神インドラと関係付けられており、日本では神々の王・帝釈天として知られています。
心宿のキーワードは
探究心、破壊と再生、愛、真理
です。
蠍宮は12宮の中で唯一毒を持たされた宮です。
その毒はカオスを正すための武器であり、この世を清浄なものに戻すための聖器でもあります。
毒を以て毒を制すというように、キャリアや家庭、精神、肉体、魂のどれかに痛手を伴うような大きな変容があるかもしれません。
しかし、それは「死」を意味するものではなく、新生・再生のためであり「生きながら生まれ変わる」大切なプロセスです。
大きな流れに抗うのではなく、その流れに身をまかせてみましょう。
「どうにもならないことは、どうにでもなっていいこと」と割り切ることも必要です。
また、この時期は、物事を深めることに意識してみましょう。
仕事、人間関係、趣味、愛など自分に合ったものにとことん向き合ってみて。
例えば、蠍宮は水のエレメントを持つことから「愛」を表しまが、「愛」と聞くと見返りを求めない慈しみのある素晴らしいものだとイメージしてしまいがちです。
しかし、その「愛」も深めていけば、痛みや執着、妬み、嫉みなどドロドロとした感情と表裏一体だということを思い知らされます。
太陽と月、生と死、善と悪といったようにこの世は陰陽揃って成り立っており、陽の部分ではなくその裏側である陰に目をむけることで、多くの実りと魂の成長をもたらすでしょう。
これから季節は冬に向けて陰の木が溜まりやすくなります。
年末の大掃除の前に、少しずつ不要な物や古くなった物は思い切って処分しましょう。
また、台所や風呂場、トイレなどの水回りは特に綺麗にしておくことで、運気回復・金運アップになります。
心宿は別名「尊長宿」といいます。
尊長とは目上の人、長上といった意味。
自分が尊敬できる人、恩のある人があなたを引き立ててくれるキーマン。
親切を心掛けて接してみましょう。