活動情報
- 弥勒菩薩 半跏像
- 栃木県足利市にあるお寺様に納品させていただきました。<div><br></div><div>弥勒とは古代インドではマイトレーヤと呼ばれ、慈悲から生まれた者を意味します。</div><div><br></div><div>釈迦入滅後56億7千万年後に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済するといわれています。</div><div><br></div><div>弥勒菩薩といえば、右足を曲げて左膝の上に乗せ、右手の指を頬に当てて物思いにふけるような半跏思惟像(はんかしゆいぞうの姿で造られますが、これは将来どのようにして人々を救えばよいか思い悩んでいる姿とされています。<br></div><div><br></div><div><br></div>
- 扉新調
- 長野県佐久市にあるお寺様で、開山堂の扉を新調いたしました。<div><br></div><div>材料は、木目がハッキリとしていて強度もある栴檀(せんだん)を使用し、作品用墨汁で仕上げました。</div><div><br></div><div>墨は防腐・防虫効果や湿度調整にも効果があり、日本古来の伝統技術です。</div><div><br></div><div>塗物と違った隅の独特な淡い光沢がでており、つつましく厳かな雰囲気になりました。</div>
- 宿曜占星術と愛染明王
- 佐賀県のお寺様で愛染明王の修復をさせていただきました。<div>写真では分かりにくいですが、総高さは2メートル以上あります。<br></div><div><br></div><div>愛染明王は密教の「煩悩即菩提」の教えの象徴であり、愛欲・煩悩を悟りを求める心に導き、様々な悩みを救ってくれるとされています。</div><div><br></div><div>良縁、結婚成就、夫婦円満、無病息災、水商売守護などのご利益がありますが、その他に「破宿曜」というものがあります。</div><div><br></div><div>「破宿曜」とは、月や星の運行を読みとく宿曜占星術のことで、災厄を未然に防ぎ、または善星に大いに外護してもることを期する祈りの基礎理論です。</div><div><br></div><div>愛染明王は自ら住する日輪の強烈な光で、その宿曜の基盤となる星の輝きを制することを任としています。</div><div><br></div><div>天台宗や真言宗などの密教では、「星祭」、「星供」といった「星の信仰」があり、節分や冬至の日に「星曼荼羅」や「妙見菩薩」、「愛染明王」をご本尊として執行されています。</div>
- 仏具の引取り
- 茨城県真言宗のお寺様で、本堂新築のため仏具一式の引取りをさせていただきました。<div><br></div><div>本堂完成は来年5月ごろの予定です。</div><div><br></div><div>これから、本堂ができるまでに仏像・仏具の修復や新調をしていきます。</div>